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クルーズシップはいったいどこまで進化し続けるのか--。
フィンランドで建造され大西洋を渡り、この度ロイヤルカリビアン・クルーズに引き渡されたオアシス・オブ・ザ・シーズ(Oasis of the Seas)の、まさに類稀なる中身の充実ぶりには、度肝を抜かれた。
総トン数22万トンというこれまでなかった20万トン代を超える巨大船は、ただ大きなばかりではなく、ロイヤルカリビアンがその英知を集結させて、予想を遥かに上回る、誰をも魅了する客船となった。

世界最大の客船という前振りもあり、またアメリカの感謝祭の休暇も重なり、マイアミ港に入港した際にはこの客船を一目見たい市民で港周辺が渋滞となるほどの狂気ぶりだった。見るからに大きな船体。この中身を徹底解剖する。
全観客が送るスタンディングオベーション--
これが、オアシスの真骨頂。
ただ大きいだけの船、ではない。本特集からも是非読み取ってもらいたい。
オアシス・オブ・ザ・シーズには、船体前方に巨大な3階建てのシアター、船体中央にはアイススケートリンクがある。これに加え、船尾には、これまでどのクルーズラインも試したことのない、最新鋭のテクノロジーを駆使したアクアシアターが新設された。
アクアシアターでの舞台『アオシス・オブ・ドリーム』に
組み込まれたのは、揺れる船体での高飛び込み。
大胆不敵なエンターテイメントからは、目が離せない。
こんな試みが今まであっただろうか。アクアシアター背面にそびえ立つ4階相当の飛び込み台に逆立ち、そこから最新鋭のテクノロジーを駆使したプールに向かって飛びこむ。大型客船で揺れを殆ど感じないとはいえ、動く船上にそびえ立つ「ツノ」からのジャンプ。
タイミングなど図っていられない。なぜなら演目のBGMが、彼を否応なしに飛び込みという演技を促すからだ。
アクアシアターでの挑戦

クリエイティブ・ディレクター
クリストファー・チルドレス
ラスベガスなど全米で活躍していたディレクターを迎え、
世界初、船上での驚愕のパフォーマンス
従来船上のショーと言えば、それを盛り上げるのは、ダンサーズ&シンガーズであった。そして、ロイヤルカリビアンは、前世代のボイジャー・クラスの客船に、アイススケートを組み込み世界中の乗客たちを驚ろかせた。
しかし、オアシス・オブ・ザ・シーズには、これらの常識をさらに上回り、スイマー&ダイバー、そしてハイ・ジャンパー(高跳込み)が加わり、アクアシアターでは一時も目が離せない見事な舞台が組まれた。ダイナミズムという言葉がよく似合う演技が終わった時には、だれもが惜しみなくスタンディングオベーションを送った。




